高画素=高画質 じゃない!
「うちのカメラはうんぜんまん万画素!」
という宣伝文句を叫んでいるテレビショッピング(タカタ)をみてしまうことがある。
カメラの画素数は年々進化を遂げています。
5年前は800万画素で「ひぇ~~」とおもったものですが今やその何倍にもの画素数に達しようとしています。
技術の進歩が計り知れないスピードの中で暮らしているのです。
しかし、写真の勉強をするにつれ(一番の下っ端がBlogを更新してます)、かなりの初期段階で分かることがあります。
「画素数を追い求めてもよい写真は撮れない」
画質の美しさは三つの要素によってなりたっています。
1. 画素数
画素数=ピクセル(点)でありこの点が多いほど滑らかに印刷ができる
2. レンズ
明るいレンズと暗いレンズがあり、羽の数が多いほど暗いレンズになります。
羽を少なくして高度な技術が盛り込まれたものが高いレンズになり、
日本の職人しか作れないような「技術の結晶」がものすごく高いレンズになります。
もちろん高いレンズの方が画質がよく、綺麗に被写体を捉えることが出来ます。
3.撮像素子
レンズを通った光を電気信号に変換してデータに残すもので、昔で言うフィルムの役割のようなもののことを撮像素子といいます。
撮像素子にはおもに 「フルサイズ」 「APS-Cサイズ」 「マイクロフォーサイズ」 の三種類あります。
「プロ用」 「一般向け一眼レフ」 「コンパクトデジカメ」 と考えていただければ結構です。
この三つが画質の良し悪しを決めているんですねぇ~。
- プロ用一眼レフの特徴
- 撮像素子の面積が広いので感度が良く、暗い場所でも高画質に撮影可能
- 被写界深度が浅くなり、背景がとてもボケやすい
- 製造コストが高く、カメラの価格が高い
- 使用するレンズもフルサイズ用のものが必要となり、レンズ自体も大きく価格が高い
- カメラ自体が大型化し、重量も重くなってしまう
- 一般向けの一眼レフの特徴
- 大量生産されているため、製造コストもかからず安価
- 画角が狭いので、望遠撮影に強いが、広角撮影はやや苦手
- フルサイズ用のレンズも使え、写真周辺部の画質が落ちにくい
- サイズが小さいため小型で軽量な本体が主流
- フルサイズと比べると、暗い場所での高画質撮影は苦手
- フルサイズと比べると、背景がボケにくい
長々と書きましたが、ジャパネットタ○タさんが説明していない高画質の成り立ちを補足させていただきました。
まあ言いたいことは、あんまり画素数が大きいと容量ばかり大きくなってしまうよ!!ってことです。